腎臓病食・低たんぱく食品
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腎臓病食 低たんぱく食事療法とは?
腎臓病になると「薬物療法」「運動療法」「透析療法」「腎臓移植」、そして「食事療法」などの治療が必要になります。その中でも「食事療法」は腎機能低下の進行を抑えて、透析や腎臓移植を遅らせるために重要な役割があります。
『低たんぱく食事療法』は “たんぱく質の摂取量を減らした食事”になります。
たんぱく質はエネルギーを作る過程で、からだにとって不必要な老廃物も一緒に作り出します。通常、腎臓はこの老廃物を尿中に排出する役割がありますが、腎機能が低下すると老廃物はうまく排出されず体内に蓄積されてしまい様々な体の不調がおこるため、たんぱく質の制限が必要になります。
ポイント① たんぱく質制限
たんぱく質は筋肉や免疫機能など身体を動かすうえで重要な役割を果たしていますが、大きく分けて「動物性たんぱく質」と「植物性たんぱく質」に分けられます。
■ 動物性たんぱく質:肉・卵・魚・乳製品など🍖🐟🥚🥛
■ 植物性たんぱく質:大豆製品や米・小麦など🌱🌾
その中でも動物性たんぱく質は、体内で合成できないアミノ酸(必須アミノ酸)がバランス良く含まれており、一般的に“良質なたんぱく質”と呼ばれています。
低たんぱく食事療法では、やみくもにたんぱく質を減らしてはいけません。特に高齢者の場合、たんぱく質は筋肉などの源になりますので過度なたんぱく質制限は、サルコペニアやフレイル、低栄養の原因にもなり得ます。そのような事が起こらないように、制限されたたんぱく質の中で“良質なたんぱく質”の割合を増やすために低たんぱく質食品を活用し、上手にたんぱく質を摂取しましょう。
ポイント② カロリー不足に注意
たんぱく質を制限した分、摂取するカロリーが不足してどんどん痩せていってしまいます。1日に必要なカロリーを食事から摂取できないとき、人の身体は筋肉を分解してエネルギーを作り出します。筋肉=たんぱく質であるため、筋肉を分解するという体のはたらきは、たんぱく質を摂取している事と同じように腎臓に負担がかかってしまいます。
そのため、たんぱく質を制限した分、炭水化物や脂質でカロリーを補う必要があります。間食や調理方の工夫などでカロリーアップが必要になります。
※1日に摂るべきエネルギー・たんぱく質量は合併する疾患(糖尿病や肥満など)によっても変動してきますので、かかりつけ医の先生に指示を受けて食事療法に取り組んでください⚠
ポイント③ ナトリウム・カリウム・リンの摂取量に注意
ナトリウム・カリウム・リンは身体にとって必要な栄養素ですが、腎臓の機能が低下すると余分なナトリウム・カリウム・リンを体外へ排出する機能が低下して、体内のイオンバランスが崩れてしまうため摂りすぎはよくありません。
ナトリウムが体内で増加した場合には高血圧やむくみ、カリウムが増加すると『高カリウム血症』、リンが増加すると『高リン血症』になる恐れがあります。
また、調味料によって同じ量でも含まれている塩分量が違うので、塩分量を把握することも重要です。
腎臓病の食事療法についての詳細はブログ記事「腎臓病のおはなし」をご覧ください。
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